はじめまて。
こんにちは。オジーです。
もし、あなたが今、新しい一歩を踏み出すことをためらっているのなら。
もし、心のどこかで「もう若くないから」と、夢にフタをしてしまっているのなら。
少しだけ、ぼくの話を聞いてもらえませんか。
61歳、崖っぷちの職人。
そんなぼくが、一枚の「Tシャツ」創りから、人生の新しい冒険を始めました。

新しいことを始めるために、そして続けていくために必要なたった一つのこと。
それは、ほんの少しの「準備」です。
未来へのチケットは、特別な誰かだけが手にできるものではありません。
それは、今日の、ほんの小さな『準備』と引き換えに、だれもが手に入れることができるのです。
これから飛び込もうとする世界に、心からの敬意をはらいましょう。そして、ほんの少しの「準備」という名の愛情をそそぎましょう。
それは、特別な才能や、輝かしい経歴のことではありません。
挑戦への扉を開けるために必要な、「最低限の準備」
そうすれば、挑戦への扉は誰にでも開けるということです。
61歳のぼくが、崖っぷちから始めたオリジナルTシャツブランドへの挑戦。その未知の世界へ挑戦する前に、こっそりと続けてきた『準備』の物語を、少しだけお話ししようと思います。
相棒は”中古の剣”でいい。〜ハイスペックPCは必要か?〜

ぼくの最初の相棒は、お世辞にも優秀とは言えない、一台の中古PCでした。
メモリが足りないのか、無理やりOSをアップデートしたのが悪かったのか。画面の中では、いつも何かが「ぐるぐる」と回っていました。
でも、今ならわかります。
最初の準備段階では、それで十分だったのだと。
大切なのは、完璧な装備が整うのを待つことじゃなく、
今、その手にあるもので、とにかく最初の一歩を力強く踏み出すことです。
もちろん、一度冒険の旅に出たのなら、
自分の相棒は可能な限り良いものを選ぶべきだと思います。
それは未来の自分が、もっと自由に、もっと速く駆け抜けられるようにするための、
何より大切な「投資」ですから。
なかなか反応しない画面を前に、もどかしい時間を過ごしました。
それでも不思議と、心は穏やかで、作業に深く集中することができました。
ポチ、ポチ…とキーボードを弾けば、画面の向こうで、のろまだけれど確実に世界が広がっていく。まるでぼくのタイピングのように。(笑)
一歩、また一歩と、自分の足で進んでいる。その確かな実感が、そこにはありました。
その時できることを、ただ全力でやる。
たとえ歩みは遅くとも、気づけば夢の方へ、少しずつ、そして確実に近づいている。
あの「ぐるぐる」マークさえも、ぼくにそんな大切なことを教えてくれたような気がします。
未来の地図は、自分で描く。〜情報の波を乗りこなせ〜

初めて手にしたデザインの教科書
デザインという憧れの世界。ぼくにとっての「荘厳な世界」へのはじめの一歩でした。
素人のぼくが、最初に道しるべとして手にしたのは、一冊の本でした。
多くのデザイナーが口にする『ノンデザイナーズ・デザインブック』。
ぼくはそれをネットで注文し、ドキドキしながらページをめくりました。
そこに書かれた言葉を一文字一文字、ノートに書き写していく。
使い古したカレンダーの裏紙も、ぼくにとっては未来を描くための立派なキャンバス。そこに書き殴ったメモの数々は、僕の挑戦の、かけがえのない足跡です。

現代は、情報渦巻くBIG WAVEです。
「デザインソフトは何がいい?」「プロはどんなPCを使っているんだ?」
チュートリアル動画を探し、憧れのクリエイターの仕事場を覗き見し、
まだ見ぬ自分の姿を「妄想」する。その時間は、何物にも代えがたい、最高の宝探しでした。
昨日まで分からなかったことが、今日、少しだけ分かるようになる。
その小さな喜びの連続が、ぼくの心を満たしてくれました。
身近なあこがれの先生
YouTubeの先生、ブログやSNSで惜しげもなくヒントをくれる先輩たち。
ぼくが「デザイン」という世界に初めて憧れを抱いた若き日には、考えられなかった光景です。
この時代に挑戦できる幸運に、心から感謝したい。
そんな宝探しの日々の中で、ひときわ強く心を奪われたものがあります。
iPadを使ったデザイン制作、そして、僕にとって「先生」と呼べる存在との出会いでした。
iPadクリエイターのアミティ先生。
先生の動画は、独学という名の暗い海をさまようぼくにとって、行く先を照らす灯台の光そのものでした。デザインへの興味を、確かな「情熱」へと変えてくれました。
この場を借りて、心からの感謝を伝えさせてください。ありがとうございます、と。
最強の武器は”日々の継続”から。〜僕が5年間、毎日続けたタイピング練習〜

これから始まるPCでの作業。
キーボードの上を、たどたどしく人差し指がさまよう自分を想像した時、ぼくはこれが「必然」の準備だと感じました。
このもどかしい指の動きから、1日でも早く卒業しなくてはならない。
それは、新しい世界への扉を叩く者としての、最低限の「礼儀」のように思えたのです。
どうすれば、毎日続けられるか。
ぼくがやったことは、魔法でも何でもありません。
ただ、その日に練習したパートを、メモ帳の隅に書き記す。本当に、それだけでした。
「今日は、Aの1からA3まで」
「明日は、Aの4からAの6まで」

不思議な変化が
一行、また一行と増えていく記録。
それを続けていくうちに、いつしかぼくの中に、不思議な変化が起きていました。
メモ帳に今日の記録がないと、なんだか落ち着かない。
一日が終わった気がしないようになりました。
「練習しなければ」という重たい義務感が、
いつの間にか「練習しないと気持ち悪い」という感覚に変わっていったのです。
そうやって積み重ねた5年間。
気づけばぼくの指は、キーボードの上を自由に動いていました。
毎日の小さな記録が、ぼくに「ブラインドタッチ」という、何物にも代えがたい最強の武器を授けてくれたのです。我流ですが(笑)
それは、ぼくが新しい世界に対して示す最低限の礼儀のように思えたのです。。
さあ、あなたの冒険の準備を始めよう。

ぼくのつたない物語を、ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。
古いPC、カレンダー裏のメモ、
そして来る日も来る日も続けたタイピング練習。
ぼくがしてきたのは、そんな誰にでもできる、泥臭い「準備」だけでした。
だからこそ、あなたに伝えたい。
新しい挑戦に必要なのは、完璧な才能じゃない。
新しい挑戦に必要なのは、完璧な才能じゃない。ほんの少しの、『準備』だけ。
それさえできれば、誰だって、必ず未来への一歩を踏み出せます。
知らない世界に飛び込むのだから、分からなくて当然。失敗して当然です。
何も怖がることはありません。
それは、ぼくを含め、すべての挑戦者が歩んできた道なのですから。
世の中は「成功」という華やかな言葉で溢れています。
でも、それだけが人生のすべてじゃない。
むしろ、その過程にこそ、かけがえのない宝物が眠っています。
悩んだ時間も、もがいた日々も、すべてがあなたという唯一無二の物語を創り上げるのです。
忘れないでください。
夢に向かっていく、そのプロセス全てが、あなたの「挑戦」そのものです。
そして、それこそが、あなたの「人生」という名の、最高の夢だということを。
さあ、今度はあなたの番です。
あなたの冒険の準備を、今日から始めてみませんか?
未来へのチケットは、もうあなたの手の中にあります。
今日の、その小さな一歩が、すべてを可能にするのですから。
最後までお読みいただき、あなたの大切な時間をありがとうございました。
どうぞ、お身体に気をつけて。
またここでお会いしましょう。
アクセントは「オ」。
オジーでした。
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