『やってみないとわからん』― 阪急創業者・小林一三に学ぶ、61歳職人の挑戦

チャレンジ

こんにちは、オジーです。

最近、ぼくの心をわしづかみにして離さない先人の言葉があります。
それは、阪急東宝グループの創業者である小林一三さんの生き様そのものが語りかけてくる、

『やってみないとわからん』という力強いメッセージです。

乗客のいない土地に鉄道を通し、住宅地を造成し、デパートや劇場まで作って人々を呼び込む。
常識外れと言われた事業を次々と成功させた彼の原動力は、
まさにこの精神だったに違いありません。

当時住宅の少ない場所に鉄道をとうして採算が取れるのか?

ぼくのような凡人なら「無理だな」で終わるでしょう。
ところが、一三さんの発想は「住宅がないのなら家を立ててしまえばいい。」

どうです、そんな風に思えますか?

ぼくはこの言葉にひきつけられました。

そして住宅ローンを初めて作ったのも一三さんです。 
今度は、その家を建てるのに「お金が必要なら貸してあげればいい」
それは、理論的な実に道理にあった発想です。

なぜ今、この言葉がぼくの胸に深く突き刺さるのか。
それは、ぼく自身が崖っぷちに立たされ、未知の世界へ一歩を踏み出した当事者だからです。

動けない理由を探していた、昨日までのぼく

38歳で独立し、住宅設備職人として23年。なんとか生計を立ててきたものの、
心のどこかで「こんなはずじゃない」とくすぶり続けていました。

そして、時代の変化とともに、仕事は少しずつ減っていく。迫り来る現実から目を背け、「資金がないから」「経験がないから」と、動けない理由ばかりを探す毎日。

でも、本当に行動を妨げるのは、”きっかけ”がないと行動し始めることができない自分の気持ちの弱さだったのです。(お尻に火がついて…です。)
つまり、資金や経験不足といった外的な要因ではなく、
要するに自分の気持ちが始動しはじめなかったからなのです。

それは、まるでガソリンが切れたエンジンのように。

インターネットが世に出始めた頃に感じた、クリエイティブな世界への憧れ。
Illustratorを初めて触った時の、あのワクワク感。
すべては「いつか」という言葉の壁の向こうに押しやり、見て見ぬふりをしてきたのです。

ぼくだけの小さな花を咲かすために

そんなぼくの背中を叩き、新しい世界へと押し出してくれたのも、
それは、また小林一三さんの言葉でした。

誰にも夢がある。それはたとえ小さくともその夢がふくらみ花を咲かせ、立派に実るのを見るのは楽しい。

(小林一三の言葉より

この言葉に出会った時、夢は小さくても近づいて来てはくれない。
夢を実らすためには蕾をつけ膨らみ、花をさかせなければならない。

つまり、自分からいろんなものを吸収し成長していかなければならない。
だから何もしなければ夢も実らせることはない。

花を咲かせるための全てが「楽しいことなんだ」と。
こんなシンプルなことを一三さんの言葉で教えられました。

あくまでも、これはオジーがこの言葉から感じ受け取った感覚。
そしてそれは、一三さんからのメッセージです。

ぼくにとって行動し吸収していくことは
Tシャツブランド『SOUNEN PLAZA』を立ち上げることでした。

しかし、デザイン経験はほぼゼロ。アパレルの知識もない。あるのは、崖っぷちの状況と、心の奥底で燃え続けていた小さな炎だけ。

でも、それでいい。自分の目標に向けて目の前のことに全力で取り組んでみよう。
そう決意しガソリンを満タンにやっと動き出したのです。

未来の地図は、白紙だから面白い

デザイン、SNSでの発信、ブログの執筆。
それは、すべてが手探りで、まさに『やってみないとわからない』ことの連続でした。

失敗もするし、遠回りもする。でも、結果、そのひとつひとつが、ぼくだけの新しい地図を描くための、かけがえのない経験になっています。

小林一三さんが、何もない白紙の土地に壮大な未来を描いたように、
ぼくたちの未来もまた、大きな白紙の地図に描いていくことなのだと思います。
そこにどんな線を引き、どんな絵を描くのかは、すべて自分次第。

この記事を読んでくださっているあなたにとっての「小さな花」は何でしょうか。

もし、年齢や環境を理由に一歩を踏み出せずにいるのなら、
ぼくのこの挑戦が、あなたの背中をそっと押すきっかけになれたら、

これほど嬉しいことはありません。

ぼくの壮大な夢は、このTシャツが多くの方の手元に届き、
その収益で手に入れたバイクで、2029年の草千里バイクミーティングに参加すること。
(実はまだバイクすら持っていませんが、それも『やってみないとわからん』ですよね!)

白紙の地図を、妄想と挑戦で埋め尽くしていく。

そんなぼくの旅路を、これからも見守っていただけると幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

どうぞお元気で。

また、お会いしましょう。

オジーでした。

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