61歳のぼくたちが、新しいことに挑戦する物語の始まりです。
はじめまして。
こんにちは。
オジーです。
「50代からでも遅くない」「さあ、50代からの挑戦だ」
世の中には、そんな力強い言葉が溢れています。
もちろん、素晴らしいメッセージだと思います。ぼく自身、何度も勇気づけられてきました。
でも、ふと、あることに気づいたんです。
その次の「60代」は、一体どこへ行ってしまったのだろう?
まるで、人生という舞台の主役の出番が50代で終わり、
60代はそっと舞台袖に下がるのが当たり前かのように、語られることが少ないのです。
子育ても仕事も一段落し、あとは静かに余生を過ごすだけ…。
本当に、そうなのでしょうか?
ぼくは、まったくそうは思いません。
むしろ60代は、あらゆる役割から解放され、
人生で最も自由で、創造的になれる「黄金期」の始まりだと信じています。
今日は、なぜぼくら「60代」が見過ごされがちなのか、
その理由をぼくなりに考えてみます。
そして、ぼくら自身の手で新しい「60代の物語」を創っていきましょう。
さあ、ぼくらが主役の物語をはじめよう。
60代スルーされがちな3つの理由
理由①:「定年」という名の古いゴールテープ
ぼくらの社会には、「60歳や65歳でリタイアする」という、
あまりにも強力なイメージが根付いています。
多くの人がそこをキャリアの終着点と捉え、
メディアも「セカンドライフ」や「悠々自適な余生」といった言葉で、
人生の一つの章を終わらせようとします。
でも、考えてみてください。
人生100年と言われるこの時代に、60歳はまだ折り返し地点を少し過ぎたあたり。
この古いゴールテープは、
本当は次のステージの幕開けを告げる「スタートの号砲」のように思えるのです。
理由②:人生の「大きな物語」が終わったと思われがち
就職、結婚、子育て、マイホーム、出世競争…。
これまでの人生には、たくさんの「物語」がありました。
社会や家族から与えられた役割を、ぼくらは必死に演じてきたのです。
そして60代は、その多くが一段落する節目。
だから世間は、「もう波乱万丈な物語は終わったんですね」と、
ぼくらを主役の座から降ろそうとするのかもしれません。
でも、本当に面白い物語は、ここから始まるのではないでしょうか。
会社の看板も、父親という役割も、少しだけ肩から荷物を下ろした時、
初めて見えてくる「自分自身の物語」
それこそが、ぼくらが本当に生きるべき物語なのだと、そう思うのです。
理由③:マーケティングの「隙間」にいる世代
世の中の商品やサービスは、「流行に敏感な若者向け」か、あるいは「健康や介護を主としたシニア向け」に、二極化しているように感じます。
そこには、「まだまだアクティブに挑戦したいし、新しいモノだって欲しい」と考える、ぼくらのような60代の姿がすっぽりと抜け落ちています。
そんなマーケティングの「隙間」に、ぼくらはいるのです。
でも、だからこそ面白い。
誰もぼくらのためのものを用意してくれないのなら、
ぼくらが新しい市場や文化を創る開拓者になればいい。
ぼくがTシャツブランドを立ち上げたように、
自分たちが「カッコいい」と心から思えるものを、この手で生み出していけばいいのです。
60代こそ「ライフワーク元年」だ!
スルーされがちな3つの理由をあげましたが、これらはすべて、古い価値観が生んだ幻想に過ぎません。
ぼくに言わせれば、60代こそ、本当の人生「ライフワーク」を始めるのに、これ以上ない最高のタイミングだと思います。
ぼくらには、「経験」という最強の武器があります。
自動車営業、住宅設備業、そしてデザイナーへ。ぼくの回り道だらけの人生も、今となれば全てが糧です。若い頃の失敗さえ、今では財産に思えます。
ぼくらには、「時間」という最高の贅沢があります。
これまでは会社のため、家族のために使ってきた時間を、これからは自分の「好き」や「夢中」のためだけにつぎ込むことができる。これ以上の贅沢があるでしょうか。
そしてぼくらには、「自分らしさ」を解放する自由があります。
世間体や役割から解放され、「素の自分」として情熱を燃やすことができる。ぼくが60歳を過ぎてTシャツのデザインに夢中になっているように、あなたの心の奥底にも、解き放たれるのを待っている「何か」がきっとあるはずです。
結論:さあ、自分たちの手で「60代」の新しい地図を描こう
「60代が気にされていない」のではありません。
「ぼくらがまだ、その面白さを世界に発信しきれていない」
ただ、それだけのことなのかもしれません。
誰かが作った古い価値観の地図は、もう破り捨てましょう。
そして、ぼくら自身が行きたい場所、なりたい姿を描いた、
新しい地図をこの手で広げていきましょう。
この記事を読んでくれているあなたも、ぼくにとっては新しい地図を描く、大切な冒険の仲間です。
あなたの挑戦が、ぼくの勇気になる。
ぼくの挑戦が、誰かの背中を押すかもしれない。
さあ、一緒に人生最高の花火を。うちあげましょう。
今ここから始めましょう。

今日は大切なお時間をいただきました。
そして最後までお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞお元気で。また、お会いしましょう。
オジーでした。